これまでの歩み

現在、「文章お悩み相談会」を開催し、経営者・個人事業主様のプロフィールSTORY制作している私ですが、ここに至るまでたくさん山や谷を乗り越えてきました。こちらのページでは、私のこれまでの歩みをご紹介させてくださいね。

体罰教師を文章で撃退!

もともと読書が好きな子どもではありましたが、文章の力に気がついたのは小学6年生の頃でした。大人になっても忘れない、ある事件が起きたのです。

 

担任の先生による体罰。

 

私自身が標的にされることは少なかったのですが、同級生が頬を叩かれていたり、何時間も正座させられたりしているのを見ていて胸が締めつけられるような思いでした。体罰を止めたい、でも子どもの力でどうすれば……試行錯誤して私は文章で闘うことにしました。

 

そして、なんとか体罰を止めることができたのです。この話をするとネガティブなエピソードと思われるかもしれませんが、文章が暴力に打ち勝った瞬間を体験できたのです。

出版不況に怯み別業界で勤めるも、諦めきれずライターへ

体罰がなくなりホッとしましたが、闘うような文章はもうご免だなと思いました。全然楽しくなかったし、心が消耗されていくのを感じたのです。だからこそ、中高生の間は物語を書いたり、日々の出来事を新聞形式に編集したり、楽しくなる文章人に寄り添う文章を書きました。

 

大学生の頃、就職活動のときに迷いが生じました。当時、出版氷河期という言葉を耳にする機会が多く、私は怯んでしまったのです。悩んだ末、卒業後は不動産業で事務職を経験。でもやっぱり物足りない。環境に恵まれつつもそんな悶々とした日々を過ごすうちに「文章を書く仕事をしたい!」という気持ちが募り、フリーランスライターの世界へ一歩踏み出しました。

ライター実績なしの私の営業方法

最初の1年は、アルバイトをかけ持ちしながらライター活動を行いました。出版社勤務の経験がない私は、ライターになったもののどんなふうに仕事をとって、どんなふうに文章を書くのか何も知りませんでした。持っていたのは「ライターになる」という情熱だけ。

 

とにかく行動あるのみ! と意気込んであらゆる集まりに顔を出しました。そこで出会った人の話を聞いて勉強したり、自分の目標を語ったり……とにかく人と会いました。活動を続けていると、経営コンサルタントの男性が「そんなにやる気があるなら、仕事を紹介してあげるよ」と仕事をくれたのです。

 

「実績がないから最初はボランティアでもいいかな?」と言われた私の答えはもちろんYES。仕事を喜んで引き受け、実績を作ることができたのです。この積み重ねでいろんな方から仕事をいただきました。最初はボランティアでしたが、だんだん原稿料をいただけるようになりました。

大好きだった仕事。育児との両立ができず廃業…

実績ゼロから努力を続け、仕事と言えるくらいにライター業で稼げるようになりました。SEO対策コラムや取材レポートをはじめ、書籍編集など案件の種類が増えました。ゲームシナリオやロボットの会話エンジン開発などクリエイティブな案件も積極的にとり組みました。

 

ライターなら場所に縛られることなく続けられます。結婚を機に大阪から東京へ引っ越しても文章を書き続けました。好きなことを仕事にでき、私の人生は順風満帆そのものでした。しかし、娘を出産してから生活が激変。育児との両立は甘くはありませんでした。

 

場所は縛られない仕事ですが、作業時間は必要。家事育児で日中は慌ただしいため、深夜に娘の夜泣きを対応しながら作業していました。気が狂いそうなほど怒涛の日々。私の体は限界を迎え体調を崩してしまいました。今は子育てを優先させよう。一生懸命コツコツ積み上げてきた仕事……終わるときはあっけなかった。

書くことは生きること

仕事を手放したら体は楽になりましたが、次は心が病みました。私は大好きな仕事を諦めたことでアイデンティティ喪失。鬱、ノイローゼ、ヒステリック……このままではダメになる。私は単発案件の受注を開始しました。さらに、自分でWebサイトを立ち上げ、文章を掲載するスペースを確保。文章を書かないと勘が鈍るため、自分のサイトで文章を書き続けたのです。

娘からのメッセージを励みに再挑戦

ある日、5歳になった娘が「ママ、お仕事していいよ」と言ってくれました。3歳のときも4歳のときも、私に仕事しないでずっと家にいてほしいと甘えていた娘。ちょっぴり大人に見えました。

 

「ママならできる」

 

その言葉をきっかけに、私は本格的に仕事を再開することにしました。ライター実績はありますが、ほぼゼロからのスタートです。それでも、まるで新しい物語が始まるような高揚感。再び文章の世界に戻ることにワクワクが止まりません。

 

人生は1度きりですが、いろんな役割を生きることができるのです。娘が主役の物語に登場しながら、私は私が主役の物語を歩けばいいよね。娘には、「退屈そうなママ」ではなく「生き生きしたママ」でありたいのです。

文章と向き合い続けた私が提供するサービス

現在、文章作成のサポートを行うほか、シナリオ執筆経験を活かして「プロフィールSTORY制作サービス」で人生を物語にするサービスをご提供中です。

 

幼い頃から文章の世界に心をときめかせていた私。努力が実る喜びも、挫折による苦しみも味わいました。これからも人生山あり谷あり、いろんなことが起きるでしょう。それでも一歩一歩を大切に精進して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。